2015/06/23

「慰霊の日」 に思うこと


今日、6月23日は「慰霊の日」です。
牛島司令官の自決をもって、沖縄戦の組織的戦闘が終結した日とされています。
学校やお役所などは休みです。


最近、「戦争」についてあれこれ調べていました。

というのも、今、沖縄は基地問題で揺れています。
少し話がそれますが・・・
翁長知事は、「知事としての仕事の8~9割をこの基地問題にあて、福祉、教育、その他のことを考える余裕はない」と公言しています。(基地問題は確かに重要ですが、それだけでは困ります。)
石垣島は、尖閣諸島の問題を抱えています。
宮古島は、自衛隊配備の問題があがってきました。

これは、すべて、今騒がれている「憲法9条」の問題にも繋がっています。


そういった「沖縄県」の様々な問題に直面し、今になってようやく過去のことをもっと詳しく知りたいと思うようになりました。

そもそも、何故、日本はアメリカと戦争することになったのか?
何故、真珠湾を攻撃したのか?
開戦の理由、開戦に至るまでの経緯を知っている人ってどのくらいいるのでしょう。
私はまったく知りませんでした。

70年も前のこと。
「沖縄戦」については、いろいろ話は聞いてきました。
宮古の小学生は修学旅行で沖縄本島へ行き、ひめゆり祈念館など南部戦跡を巡ります。
小さな頃から様々な体験談を見聞きし、慰霊の日前にも平和について考える。
戦争は悲惨だ。
二度とおこしてはならない。
"命どぅ宝"
きっと何度も耳にしてきました。

でも、何故そんなことになったのか?
それについて学ぶ機会は一度もなかったと思います。
教科書にも載ってない。


何故、戦争が起こり、どのように終結し、どうやって「憲法9条」ができたのか。
そして、今問題となっている、憲法9条とは何なのか。

「戦争したい」なんて思っている日本人がいるでしょうか?
考え方が少し違うだけで、みんな「平和」を望んでいると思います。
国を守りたい。
平和に暮らしたい。
ただ、それだけかと・・・



いろいろ書いていたら纏まらなくなってしまいましたが、開戦に至るまでの経緯は
2008年に放送された、第一部「あの戦争は何だったのか」というドキュメンタリーと、第二部「日米開戦と東条英機」というドラマがわかりやすかったです。
もちろん、これがすべてではないでしょうが、まったくウソだとは思いません。

"その時、正しいと信じていたものが、正しくなかった"
そう感じました。

東条役を演じたのはビートたけしさん。
公式ページのインタビューでの言葉は同感です。
一部抜粋します。

「どの時代でも、国の大多数である人々にも責任があって、一部の指導者だけが悪いというのは嘘だと思うな。
だからね、現代に置き換えても、国民として責任を取る努力をするとか、知識を得なければならないと思うよ。」



数年前、ひめゆり祈念館で出会ったオバァは、しきりに「正しい教えが大事だよ」と言っていました。
学徒隊は、先生の教えを信じて自決していったし、先生もそれが正しいと信じて疑わなかった。
あの時代、すべての人がそうだった。
気づいていた人たちですら、そうせざるを得なかった。


今は言論の自由がありますから、声をあげることが出来ます。
だからこそ、片側の意見だけを鵜呑みにするのではなく、いろんな面から見て、聞いて、知る必要があると思います。
何が本当に正しいことなのか?